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誘蛾灯
第3章 寄るな危険
 夏休みが終わり学校生活が再開した。
 成績もスポーツも可もなく不可もなく目立たない空気の様な俺には特定の友達はいない。こう書くと広く浅く交遊していると思ってくれるかもしれないが実質は単なるボッチだ。別に村八分になってるわけではない。これは虐めではない。なんとなく取っ付きにくいから、なんとなく近付かない。それだけなのだ。その事に俺自身何の痛痒も感じていない。
 いや、感じていないのは一学期までの完全スルー、幽霊扱いであって新学期からの遠巻きにチラチラ意味ありげな視線を無数に浴びせられるのはなかなかにしんどいものがある。まあ、物理的実害がない内は気にしても仕方がない。
 昼食を終えて人気が少ない教室で机に突っ伏してお昼寝を楽しんでいると突然肩を揺さぶられ現に戻される。寝惚け眼で顔を上げるとスカートのプリーツがアップで映る。一気に目が醒める。位置的に女子のオマンコが目の前にあると想像しただけで下半身が微かに反応する。
 視線をゆっくり上げると紺のスカートが終わり白いセーラー服の裾が見える。少し膨らんだ裾の間からキャミソールだろうか?下着が見える。ちぇっ!臍チラ位のサービス出来ないのかよ。視線は上がり中学生にしては豊かな胸の盛り上がりを過ぎて顰めっ面とご対面。
 「委員長?お早う。」
 惚けた声に学級委員長矢部美世子の眉間の皺が深くなる。
 成績優秀スポーツ万能人望も厚くクラスのいやさ学年、学校のアイドル!彼女が白と言えば鴉も白鳥の湖のオデットを踊るし、雨だと言えば校庭に傘の花が紫陽花の様に咲く。所謂主役、主人公、女王様。他人に関心が薄い俺が嫌いな稀有な人間だ。
 「何か御用でしょうか?美世子様。」
 皮肉と侮蔑を混ぜて造った毒物でコーティングした言葉を捧げる。慇懃無礼というのはこのてのプライドの高い高慢ちきにはよく効く。が、流石は女王様。下久の者に直接文句を言ったりしない。それは取り巻きの仕事だ。座敷犬が一斉に吠え立てるような甲高い怒声を受けて何も言えない俺を満足気に見下して鼻で嗤う。自分の優位を再確認して美世子様は机の天板を二度ノックする。ピタリと止む怒声。よく躾てある。どうやって仕込んだのか奴隷調教のヒントにご教示願いたいものだ。
 「で?何の用?」
 「西東君、あなた阪口様とはどういう関係なの?」
 阪口様?誰だ?記憶を漁るが誰か全然わからない。
 「惚ける気!」
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