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誘蛾灯
第4章 転落危険
 簡単な挑発で直ぐに頭から湯気を出す。
 「なんですか!その口のききかたは!」
 怒鳴って凄んだって相手は所詮オンナだ。切り札を持つ俺にはそよ風程の影響もない。
 「予定が詰まってるって言いませんでしたか?」
 苛立ちに声のトーンが一段階落ちる。それを受けて担任は馬鹿にしたように鼻で嗤う。
 「阪口さんとデートですか?」
 「そうですが、それがなにか?」
 俺と美世子は公認のカップルだ。校則で男女交際を禁じていないのだから文句言われる筋合いはない。
 「君、阪口さん以外にも何人も付き合ってる女の人が居るみたいね?」
 おや?咲子や初巳の事を言ってるのかな?それともたまに休日に電車で引っ掻け一回限りのお楽しみをさせてくれるATM付きオナホール達の事かな?
 「それが何か?」
 鼻の穴を広げ鬼の首を取った様だった担任の顔が一気に呆ける。
 「美世子も承知している事ですよ。生徒の自由恋愛に教師面して介入してこないで下さいよ。」
 「そんな不修多羅な事許されると思ってるの!」
 ヒステリックに叫びながら机を掌で叩く。おうおう、痛そうだこと。
 「不修多羅って美世子も他の女と仲良く友達付き合してるから問題ないでしょ。」
 少なくとも咲子と初巳とはベッドの中で仲良く並んで鳴き声を上げる仲だ。
 ふてぶてしい俺の態度に瞬間湯沸し器が発動する。
 「あなた!女性を何だと思ってるの!」
 キンキン響く金属音的な叫びに俺は手袋を外す。
 「チンポぶち込む穴だよ。」
 「なっ!」
 「聞こえなかったか?気晴らしにオマンコする玩具だって言ってんだよ。」
 神聖なる学舎で聞く筈のない淫語に担任の顔が強張る。
 「朱鷺子も俺に抱かれたくてこんな密室に呼び出したんだろ?可愛がってやるから服を脱げよ。」
 あまりの言葉に朱鷺子は怒りに任せて右手を俺の頬を目掛けて振り下ろす。
 パシッ!頬に触れる前に俺の手が朱鷺子の手を掴み取る。そう、手袋を外した素手が朱鷺子の手を掴んだのだ。
 「は、離しなさい!」
 身動ぎしながら手を振り払おうとするがその表情からは既に怒気は消えている。捕まえた掌を優しく擦ってやると呼吸が浅く早くなり目から力が抜けて蕩ける。こうなると造形が良いだけにとてもエロチックだ。
 素早く朱鷺子の背後に回り込み腕を回して抱き締めるがもはや抵抗する気力もなさそうだ。
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