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ごほうびエステ
第1章 初回利用 無料
栗山さんはすらりと背が高く細身で

手指は長く細く、髪と眉は清潔感をもって整えられていて
こうゆう人のことを好青年というのかもしれない。

「最初は、背中からですのでバスタオルをとって、うつ伏せでベッドに寝ていただけますか?」

うつ伏せとゆうことはティーバッグ姿を見られるとゆうこと

男性だから恥ずかしいと感じつつも
こんな女の身体なんて見慣れてるんだろうなあと感じた。


部屋の照明は暗めに落とされ

川のせせらぎの様なBGMと
どこからか漂う良い香りで

緊張で固くなる身体を心地よくリラックスさせてくれた。



初めに足首のマッサージからスタートすると
ベストな力加減で

つい声が漏れる。
「きもちいー」


足首からふくらはぎ、

そして太ももまでをみっちりもみほぐされた後は


長い指が首から鎖骨へ
滞っているリンパの流れを促すよう優しく揉みほぐしていった。



「気持ちいいです?それなら良かったです。痛くはないですか?」


栗山さんは、私の緊張をほぐしつつも力加減はちょうどいいか、

ここはつらくないか、とこまめに聞いてくれた。


「大丈夫です…すごく…っひゃ!」

突然触れるか触れないかぎりぎりのタッチで

優しく触られた脇の刺激にぞわっと全身が震えた。


「すみません、くすぐったかったですか?」


「あ、いえ…すみません…」

恥ずかしさのせいか変なスイッチが入ってしまったのか

妙に心臓がドキドキして身体が火照る。



首筋から鎖骨へ、鎖骨から脇へ…

優しく続けられるマッサージ
無料の理由は悪質なもので
AV女優と違って全く知らない素人を誘い込み、

盗撮しては裏でばらまく。
知らないところで自分の身体が男たちの性のはけ口になるわけだ。

「では次は基本コースに含まれているバストケアにうつらせていただきます」

「え?ば、バストって…あ……」
男の手がブラをくくる紐をいとも簡単にほどいた。

「この一番、こしょばいとゆわれる脇をまずはくるくると…」

「ひゃう…」
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