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ごほうびエステ
第12章 道具を使ったサービスエステ
彼氏のえっちが下手で

道具を使って彼氏のいないとこで
1人えっち、

下手なんて言えない。


そんなことを色々考えてたところ
エステからのメルマガが1件

「あれ?エステなんて利用してないけど…」

興味本位でメルマガを見てみると
【普通のオイルトリートメントを使って極上の世界を! 】  

なんて書いてある。

「あ、メルマガをみせたら、豊富なマッサージ器具を無料体験?」


メルマガを珍しく最後まで読み通して
気がついたら電話予約


【来週水曜日の時間は19時でお願いします】



電話対応をしてくれたのは若そうな男の子だった。



当日―

お店へ向かうと
中では電話予約のときに対応してくれたであろう男の子が
受付に1人

他にお客はいなさそう

男の子はアイドルしてそうなイケメン部類に入りそうな子

「ようこそ野崎様」

「今日はよろしくお願いします」


小さく会釈

「これを見たんですが…マッサージ器具ってどんなのですか?」

「あ!メルマガ見てくださったんですね!そしたらオイルマッサージに+で道具も使用させていただきます」


部屋へと案内される。

中はシンプルな造りで
カラーボックスが何個か置いてあって

バスタオルだったり
マッサージに使うオイルがたくさん

「マッサージに使うオイルですが、種類が色々ありまして」

「女性のスタッフさんは…?」

一応は彼氏がいるし…裸を見られるのは少し抵抗がある。

「当店は、男性スタッフのみでして…俺じゃ駄目でした?」

「…いや、だめではないんですけど」

まあもういっか
他に誰かがいるわけでもないし

「メルマガにそれも書いとかないとですね!」

男性の方が力はあるかもしれない。

「下着姿でこちらのバスタオルを巻いて、ベッドにうつ伏せでおやすみください」
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