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第10章 人生の進路

「詩織さん…なんとなく目標が決まりました」

週末の勉強デートの後だった。

「いいね。結構楽しみにしてたんだよね」
「英語の目標というより、将来の目標という感じですけど…」
「ますますいい！」

拓磨は海外の大学に行く事、大学院まで行き博士号を取得、その後日本に戻ってきて、高校の英語の先生になる。これが拓磨の大まかな将来設計だった。
詩織は真剣な眼差しで聞いていた。

「どこの大学に行きたいとか決まってるの？」
「まだ決めてません。ただ費用の関係もあるので…資金は国の返済不要の奨学金を考えてま
す。かなり成績が良くないとダメですけど…」

拓磨は少しおどけて見せた。詩織は拓磨のそばに来ると、黙って拓磨を抱きしめた。

「拓磨…とっても素敵…」

詩織は耳元で囁いた。

「ありがとございます」
「私が全面的にバックアップするから」

二人は熱く唇を合わせ、激しく舌を絡めていった。
二人は初めて全裸でベッドに入った。


To be continued‥‥