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女教師の神秘
第2章 魅惑の女
 拓磨は夏期講習情報を、誰よりも一早くキャッチしたおかげで、1番最初にガックリした生徒になった。

「おはようございます」

拓磨は元気を振り絞って、詩織に挨拶をした。すれ違いざまに

「女性の太ももばかり覗いてると、夏期講習日程増やすぞ!」

拓磨は再び肩を落とした。細心の注意を払い、眼球が筋肉痛?になるくらい横目を使ったのに、知られていたとは…しかし拓磨は挽回の一手を打った。

「先生今日は何色ですか?」

拓磨は周りに誰もいないのをいいことに勝負に出た。
詩織は振り返ると、羊の皮を被って2、3歩戻り

「君の好きな刺激的なやつよ」

と艶っぽい声で言い捨て、職員室に消えていった。
またも拓磨は逆転ホームランを決められてしまったのだった。
午後の英語の授業の終わりに、詩織は夏季特別講習を発表した。本来自由参加だが、拓磨の様に強制参加の生徒もまれにいる。その希な生徒が、自分は強制組だという自覚があるのか、大騒ぎし、そして拓磨同様肩を落とすのだった。
そして夏の魅力が半減し、暑さ倍増の夏休みがやってきた。
夏期特別講習も半分程こなした頃だった。

「拓磨、今日の講習の時にこれを詩織先生に持っていって」

拓磨の母親が梨の入った紙袋を手渡した。

「え〜なんで?」

拓磨はふてくされたように言った。母親曰く赤点解除祝いみたいなものらしい。渋々梨の袋をかかえて講習に行く事にした。しかしその日は、詩織は来ていなかった。代わりに別の英語教師が講習を担当していた。拓磨は母親の手前、そのまま持って帰る勇気は無く、帰りに詩織のアパートに届ける事にした。拓磨は前回と違い、郵便口から梨を入れるわけにもいかず、ドアをノックする事にした。拓磨がドアに近づこうとした瞬間、ドアが開いた。

「もう終わりだ!こんなとこ二度と来るか!」
 
決して和やかな雰囲気では聞く事の出来ない罵声が聞こえてきた。そして、一人の男性が、ドア脇にいた拓磨には気づかず、足早に立ち去って行った。その後直ぐに、Tシャツにホットパンツを履いた詩織が裸足で飛び出してきた。あたりを見回す彼女は拓磨と目があった。その瞳からは涙が溢れていた。拓磨は何も考えず本能的に彼女を抱きしめていた。


To be continued‥‥
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