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理想というまやかし
第2章 憂いの皇子


 本気で怒ってもいない真麻の唇を尖らせた顔も、りとの胸を締めつけた。

 二つに結った長いツインテールは、就業時間、更に三つ編みに編んだ先を結び目に挟んでシニヨンにまとめてある。制服の黒いワンピースを取り除いた彼女の身体は、どんな色をしているのだろう。大きな目に小さな鼻、人形めいた顔立ちを更に可憐に見せているピンク色の化粧に似て、橙色に薔薇色が浮かんでいるのか。それとも、顔より少しトーンの落ちた首元に近い、くすんだ橙色がまばらな濃淡を散りばめているのだろうか。
 その唇の柔らかさを確かめたい。彼女が言葉を発する度にちら見える歯は、きっと砂糖菓子に似た味がする。舌は多分、苺味。不義という人間の過ちこそ至上の悪だと憎む真麻、その絶対的な意思の強さを持たせた彼女の心臓を保護する乳房は、どんな形か。あられもない格好をして、愛乃の指の蹂躙に喘ぐ真麻は、昼間の少女の顔とは一変するのか。…………
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