この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想というまやかし
第3章 嘆きの娼婦


 四話構成だというレズビアンモノの企画作品は、一話が告白、そして破瓜だ。

 もっと初々しさを出せだの処女らしく躊躇えだの注文されても、いざ衣装も下着も外して、三芳の指が愛乃の性感を刺戟し出すと、親への恨みも遠ざかる。みっともないほど下半身をくねらせながら、頭ではリテイクを懸念する愛乃をフォローして、三芳がアドリブを挟んでくれた。愛乃はいやらしいね、私も初めてなんだから、いくら上手いからって誤解しないでね。
 愛乃を知り尽くした三芳の指が、体内を泳ぎ回るのが分かる。耳朶が、時折、よく知る甘噛みを受けて背筋まで電流を走らせる。見られて感じてるんでしょう、と、愛乃にだけ聞こえる程度の低音を連れた舌先に、背筋が撓る。

 その通りだ。

 見られている、という非日常的な状況は、確かに愛乃をとろかしていた。

 愛乃の三芳との繋がりは、もっと純潔で複雑なもの。声を大にしてそう言いたくても、愛乃をすみずみまで悦ばせる三芳の呼び水に、指を咥えた蜜壺に、無粋なカメラが近づく度、穢されている自分自身にも欲情する。
/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ