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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第23章 疑問①
「フィーネ様、本当によろしいのでしょうか? やはり私が……」
「大丈夫です、アンジェラさん。これくらいさせて下さい。執務室の場所は分かっておりますから、きちんと魔王様に届けてまいります」
「分かりましたわ。フィーネ様のお気遣いに感謝致します。どうぞ、よろしくお願いいたしますね」
荷物を渡すと、アンジェラはフィーネに対し深く頭を下げた。
年配の女性に頭を下げられ、フィーネは慌てて頭を上げるようにアンジェラに頼む。
目が合うと、何だかおかしくなって二人の笑い声が上がった。
和やかな雰囲気でアンジェラに見送られ、離れに忘れて行った魔王の私物を届けにフィーネは城の執務室に向かった。
ただのお使いのはずだったのだが、
「い、いけませんっ! あなた様はまだ……お仕事ちゅ……んぁっ!」
「そう言いながら、もうこんなに濡らして……期待してたのか?」
「ち、違いますっ! わたしは、ただお届け物を……あ、そこはだめ……」
部屋に入って寸刻も経っていなかったはずだ。
それなのに執務室の机に手をつかされ、背後から好き勝手に身体を弄ばれているフィーネの姿があった。
「大丈夫です、アンジェラさん。これくらいさせて下さい。執務室の場所は分かっておりますから、きちんと魔王様に届けてまいります」
「分かりましたわ。フィーネ様のお気遣いに感謝致します。どうぞ、よろしくお願いいたしますね」
荷物を渡すと、アンジェラはフィーネに対し深く頭を下げた。
年配の女性に頭を下げられ、フィーネは慌てて頭を上げるようにアンジェラに頼む。
目が合うと、何だかおかしくなって二人の笑い声が上がった。
和やかな雰囲気でアンジェラに見送られ、離れに忘れて行った魔王の私物を届けにフィーネは城の執務室に向かった。
ただのお使いのはずだったのだが、
「い、いけませんっ! あなた様はまだ……お仕事ちゅ……んぁっ!」
「そう言いながら、もうこんなに濡らして……期待してたのか?」
「ち、違いますっ! わたしは、ただお届け物を……あ、そこはだめ……」
部屋に入って寸刻も経っていなかったはずだ。
それなのに執務室の机に手をつかされ、背後から好き勝手に身体を弄ばれているフィーネの姿があった。