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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第32章 女神と魔王①
それ以上の言葉を発することはなかったが、それはただ目を奪われていただけではなかった。
(なにかしら? 初めて来た場所なのに、どこかで見たことがある気がする……)
しかし今まで聖地しか知らず、ディザニア国に連れて来られてからも、限られた場所でしか過ごしていない。
(この光景を懐かしく思う原因は、ないはずなのに……)
夢で見た光景かもしれない、などど考えた時、空のほうに揺らめく何かが見えた。まるで巨大な光のカーテンが大地まで延び、揺らめている。
それは大地を横断するように、目では確認できない程遠くまで伸びていた。
幻想的な光景に抱いていた疑問を忘れ、フィーネは魔王に尋ねる。
(なにかしら? 初めて来た場所なのに、どこかで見たことがある気がする……)
しかし今まで聖地しか知らず、ディザニア国に連れて来られてからも、限られた場所でしか過ごしていない。
(この光景を懐かしく思う原因は、ないはずなのに……)
夢で見た光景かもしれない、などど考えた時、空のほうに揺らめく何かが見えた。まるで巨大な光のカーテンが大地まで延び、揺らめている。
それは大地を横断するように、目では確認できない程遠くまで伸びていた。
幻想的な光景に抱いていた疑問を忘れ、フィーネは魔王に尋ねる。