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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第34章 女神と魔王③
だが肉体を纏ったまま命を落としたので、この世界の輪廻に囚われてしまったのだ。本来の肉体を持たない女神に戻るには、転生後、肉体を捨てる必要があった。
この世界に転生し、必ず戻ってくると魔王と約束し、ピアチェは息を引き取ったのだという。
ピアチェの力を預かった魔王は、その日から肉体的に歳を取らなくなった。
不老の肉体をもっていた女神と同じく。
(確か、魔族を滅ぼせという神託は、二十年前に下されたはず)
そこから計算すると、何故アンジェラが魔王を弟のように思っている理由が理解出来た。
恐らく本来の年齢は、アンジェラと近いのだろう。
この世界に転生し、必ず戻ってくると魔王と約束し、ピアチェは息を引き取ったのだという。
ピアチェの力を預かった魔王は、その日から肉体的に歳を取らなくなった。
不老の肉体をもっていた女神と同じく。
(確か、魔族を滅ぼせという神託は、二十年前に下されたはず)
そこから計算すると、何故アンジェラが魔王を弟のように思っている理由が理解出来た。
恐らく本来の年齢は、アンジェラと近いのだろう。