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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第41章 監禁①
美しくも男を惑わすような妖艶さが、ランタンの光に照らされた。女の琥珀色の瞳がフィーネに向けられると、嘲るように細められる。
「私の名は、ララ。聖女としての役目を放棄したお前の代わりに、勇者として選定されたガーランド様に力を与える役目を授かった聖女よ」
「新たな……聖女? 勇者様ってもしかして……」
「そうだ、俺だ」
ララと名乗った女性を押しのけ、黒髪の男がフィーネの前に現れると、息がかかるほど近くまで顔を寄せてきた。
「魔王にヤられた挙句、人間を裏切りやがって……お前の力を魔王から抜くのに、どれだけ時間がかかるか分かるか? ほんっと、どれだけこいつに抱かれて力を注いだのか。とんだ淫乱聖女様だな」
「フィーネを侮辱するな!」
恐怖で何も言えないフィーネに変わって、ソルが怒りの声を上げた。
「私の名は、ララ。聖女としての役目を放棄したお前の代わりに、勇者として選定されたガーランド様に力を与える役目を授かった聖女よ」
「新たな……聖女? 勇者様ってもしかして……」
「そうだ、俺だ」
ララと名乗った女性を押しのけ、黒髪の男がフィーネの前に現れると、息がかかるほど近くまで顔を寄せてきた。
「魔王にヤられた挙句、人間を裏切りやがって……お前の力を魔王から抜くのに、どれだけ時間がかかるか分かるか? ほんっと、どれだけこいつに抱かれて力を注いだのか。とんだ淫乱聖女様だな」
「フィーネを侮辱するな!」
恐怖で何も言えないフィーネに変わって、ソルが怒りの声を上げた。