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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第42章 監禁②
「申し訳……ありません! 私の愚かな行為が……あなた様をこのような危険な状況に……」

「気にするな、フィーネ。お前を守り切れなかった私の責任だ」

「そんなことはありません! 全て私のせいなのです! 身勝手な感情に任せて、あなた様から逃げようとした私の……何とお詫びをすれば……」

「……フィーネ、一つ聞かせて欲しい」

 ソルの言葉に、心臓が大きく音を立てて反応を見せた。

 彼が何を話そうとしているのか、勘が告げる。

 この状況に陥ってなお、ソルの本音を聞くのが怖かった。
 
 でも、聞かなければならない。
 それを拒んだせいで彼が危険に陥ってしまったのだから。

「お前は、ピアチェと私が過去、恋人関係にあったと知った。そして私が、ピアチェを今も愛しており、彼女が戻るまでの身代わりとしてお前を愛していると考えたのか?」

「……はい」

 声が震え、言葉が上手く続かない。

 だがぐっと喉に力を込めると、自分が抱えていた身勝手な想いを吐き出した。
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