この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第45章 屈辱①
 ソルと同じようにぎりぎりまで顔を近づけ、恐れが滲む彼女の表情を楽しんでいる。

「ふふっ、久しいわね、ピアチェ。昔、あなたに貫かれた傷が……まだ癒えないのよねぇ」

「き、傷……? やっ、きゃぁっ!」

 聞き返したフィーネの髪を、身体が浮かび上がりそうなほど強く、ラファが掴み上げた。

(何故、触れられるの? ソルの守護魔法がかかっているはずなのに! 邪神には効かないってことなの⁉)

 悔しそうに唇を噛むソルを見る限り、この考えは当たっているようだ。

 きっと彼がガーランドたちに投降したのも、ラファの存在によって、フィーネを守りきれないと悟ったからだろう。

 フィーネの顔が強制的に上を向かされ、邪神の琥珀色の瞳とぶつかった。

 琥珀色の奥には、底が見えない憎しみという名の闇が広がっていた。
 ラファの憎しみは、フィーネの瞳から身体の中に入り込み、心まで侵食しようと這いまわる。
/528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ