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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第45章 屈辱①
「あはははっ! あー、可笑しい! ふふっ、十分楽しませて貰ったから、良いことを教えてあげるわ、魔王。ピアチェの記憶を、ピアチェがあなたと結んでいた魂の繋がりを忘れさせたのは……私なの。ピアチェを殺した際、魂に手を加えさせてもらったのよ。だからこの女は、お前のことを忘れてしまってたわけ」
「な、なんだ……と……」
鎖が鳴る音が止まった。
ソルは口を半開きにしたまま、瞳を見開いた状態で止まっている。
それはフィーネも同じだった。
言葉を失う二人の姿を満足しそうに見ながら、ラファは言葉を続けた。
ピアチェを殺した後、ラファは女神の名を騙り、人間と魔族を争うように仕向けた。
しかし、魔王は人間たちを殺さない。
思ったように憎しみが得られず退屈していた矢先、ラファはピアチェの生まれ変わりを見つけたのだ。
「な、なんだ……と……」
鎖が鳴る音が止まった。
ソルは口を半開きにしたまま、瞳を見開いた状態で止まっている。
それはフィーネも同じだった。
言葉を失う二人の姿を満足しそうに見ながら、ラファは言葉を続けた。
ピアチェを殺した後、ラファは女神の名を騙り、人間と魔族を争うように仕向けた。
しかし、魔王は人間たちを殺さない。
思ったように憎しみが得られず退屈していた矢先、ラファはピアチェの生まれ変わりを見つけたのだ。