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第46章 屈辱②

　邪神ラファ以外の女に、見覚えがあった。

　この聖地に住んでいた神官たちだ。

　女神ピアチェに仕える誇り高き神官たちが、今や肉欲に溺れ、勇者と呼ばれる男に激しく突き上げられて喜んでいる。

　神官である条件に処女は含まれないが、聖地で禁欲的な生活を送る彼女たちにとって、この男との交わりは、彼女たちを狂わせるには十分だったようだ。

　いや、ラファの力によって、狂わされていると言うべきか。

　聖地の女性のほとんどが、ガーランドに身を捧げさせられている。

　それに承諾しないものは、痛めつけられ、聖地から追い出された。追い出される前に、逃げた女たちも多いらしい。

　先日、地下牢でラファと初めて対峙した時のことを思い出す。