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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第48章 脱走②
 あの後、セイラムとフィーネは裏で相談し、神託の儀に計画を実行することにしたのだ。

 神託の儀は、文字通りピアチェの神託をうかがう儀式だが、その実態は、神官たちとガーランドによる陰惨な交わりの場。

 ほとんどの神官たちが参加するため、警備が最も手薄になる。

 幸運にも、隠し通路の存在はばれていなかった。
 通路も問題なく使えるのを確認したセイラムは、フィーネにかわり必死になって様々な準備を進めてくれたのだ。
 
 フィーネもソルも、セイラム姉妹が世話をしているし、神官たちもラファの力によってまともな思考力を奪われている。

 油断しきった他者の目を欺き、フィーネたちを解放することは、さほど難しくは無かった。

 こうして無事、フィーネはソルを救い出し、闇に紛れて聖地から抜け出すことに成功した。

 セイラムたちとは一足先に別れ、フィーネは真っ直ぐに結界を目指し、森の中の一本道を走っている。

 光り輝く結界を目指して。
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