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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第49章 治療①
辛い時も、彼女のことを常に考えてくれるソルの想いに、気持ちの落ち着きを取り戻す。
自分が何をしなければならないのかを、思い出す。
フィーネは、服の袖でぐいっと涙を拭くと、小さく微笑んだ。そして、頬に触れる彼の手を取ると、その甲に口づけをした。
彼女の行動に、ソルがふふっと意地悪く笑う。
「以前……外ではダメだと……言っていたな?」
「こ、これは……治療です! そんなのじゃ……」
慌てて言い訳をするフィーネ。頬に熱が上がるのを感じながら、真っ直ぐソルを見据える。
「今からあなたを癒します。身体が辛いかもしれないけど……少しの間、我慢して……」
「……分かった。お前に従おう」
「……いい子」
そう言い残すと、フィーネはソルと唇を重ねた。
生気が失われ、カサついた粘膜の感触がする。
乾きを潤すように、唇を重ねながら舌先で彼の唇をなぞった。
自分が何をしなければならないのかを、思い出す。
フィーネは、服の袖でぐいっと涙を拭くと、小さく微笑んだ。そして、頬に触れる彼の手を取ると、その甲に口づけをした。
彼女の行動に、ソルがふふっと意地悪く笑う。
「以前……外ではダメだと……言っていたな?」
「こ、これは……治療です! そんなのじゃ……」
慌てて言い訳をするフィーネ。頬に熱が上がるのを感じながら、真っ直ぐソルを見据える。
「今からあなたを癒します。身体が辛いかもしれないけど……少しの間、我慢して……」
「……分かった。お前に従おう」
「……いい子」
そう言い残すと、フィーネはソルと唇を重ねた。
生気が失われ、カサついた粘膜の感触がする。
乾きを潤すように、唇を重ねながら舌先で彼の唇をなぞった。