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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第50章 治療②
 それを思い、彼の指を制止しようとしたが、フィーネの口から溢れたのは、どこか嬉しそうな声色だった。

 もちろん、そんな拒絶で彼の指が止められるわけがない。悦ぶ場所を攻めながら、嬉しそうに身体を震わせる様を見つめながら低く囁く。

「準備をするのだろ? 手伝ってやろう」

「て、てつだいなんて……いらな……あっ、はぁ……」

「……やはりその口は、素直ではないな? これだけ硬く勃たせておいて……」

 そう言うと、ソルはキュッと蕾の根元を摘んだ。ぷっくり膨らんだ先を、指先で潰すように擦り付ける。

「あんっ……」
 
 悲鳴のような甲高い嬌声と共に細い身体が小刻みに震え、秘所に当てていた自分の手が、敏感な部分に触れてしまう。

 再び快楽が、フィーネの脳内を侵食し始めた。

(きもち……いい……)

 胸と秘所の尖りがらもたらさせる快楽に、理性が甘く溶かされていく。
 
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