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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第53章 目覚め①
「あれ? 魔王、超元気じゃね? おいララ、これはどういうことだ?」
先ほどまでボロボロだった相手の元気な姿に、ガーランドは不思議そうに首を傾げた。
彼の問いに、ラファが下卑た笑みを浮かべながら答える。
「ふふっ、フィーネによって癒されたのでしょうね」
「癒し? ああ、そういうことか。お前、あの淫乱聖女様とその辺でヤったんだな?」
ガーランドが挑発しながら、舐め回すかのような視線をフィーネに向けた。
視姦されているような不快感に、フィーネは身体に緊張が走る。
しかし彼女を安心させるようにソルが身体を抱き寄せると、目の前の男に言葉を吐き捨てた。
「……下衆が」
そんな暴言も心地よいとばかりに、ガーランドはニヤついた表情を崩すことはなかった。
フィーネは目の前の敵を見ながら、どう動くべきか考える。
敵は二人。
邪神と、彼女に力を注がれ、強大な力を手に入れた男だ。
一方こちらは魔王と、彼に力を注ぎ、癒すしか出来ない女。
先ほどまでボロボロだった相手の元気な姿に、ガーランドは不思議そうに首を傾げた。
彼の問いに、ラファが下卑た笑みを浮かべながら答える。
「ふふっ、フィーネによって癒されたのでしょうね」
「癒し? ああ、そういうことか。お前、あの淫乱聖女様とその辺でヤったんだな?」
ガーランドが挑発しながら、舐め回すかのような視線をフィーネに向けた。
視姦されているような不快感に、フィーネは身体に緊張が走る。
しかし彼女を安心させるようにソルが身体を抱き寄せると、目の前の男に言葉を吐き捨てた。
「……下衆が」
そんな暴言も心地よいとばかりに、ガーランドはニヤついた表情を崩すことはなかった。
フィーネは目の前の敵を見ながら、どう動くべきか考える。
敵は二人。
邪神と、彼女に力を注がれ、強大な力を手に入れた男だ。
一方こちらは魔王と、彼に力を注ぎ、癒すしか出来ない女。