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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第59章 再会③
回復した身体を起こし、ミシティディアの前に跪いたが、母神は目線をフィーネに合わせると、そのまま抱きしめた。
突然の行動に慌てたフィーネだったが、身体を包み込む温もりがアンジェラを思い出させ、そのまま身体を預けてしまう。
「あなたには大変な役目をお願いしてしまいました。でも無事、ラファを倒してくれたのですね?」
「はい。今後あの邪神が、世界に、我々に害なすことはないでしょう」
「皆を代表して礼を言います。ありがとう、ピアチェ。それにしても……」
ミシティディアは、少しだけ身体を離すと、まじまじとフィーネの顔を見つめる。そして、慈悲深い微笑みを浮かべると、フィーネの頬に触れながら口を開いた。
「しばらく見ないうちに、変わりましたね。表情や纏う雰囲気が、以前よりも、もっと柔らかくなりました……愛する者が、いるのですね?」
言い当てられ、息が止まった。
突然の行動に慌てたフィーネだったが、身体を包み込む温もりがアンジェラを思い出させ、そのまま身体を預けてしまう。
「あなたには大変な役目をお願いしてしまいました。でも無事、ラファを倒してくれたのですね?」
「はい。今後あの邪神が、世界に、我々に害なすことはないでしょう」
「皆を代表して礼を言います。ありがとう、ピアチェ。それにしても……」
ミシティディアは、少しだけ身体を離すと、まじまじとフィーネの顔を見つめる。そして、慈悲深い微笑みを浮かべると、フィーネの頬に触れながら口を開いた。
「しばらく見ないうちに、変わりましたね。表情や纏う雰囲気が、以前よりも、もっと柔らかくなりました……愛する者が、いるのですね?」
言い当てられ、息が止まった。