この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第59章 再会③
「これ……は……」

 あまりの幻想的な光景に、それ以上の言葉が出なかった。

 フィーネの後ろには、おびただしい数の銀色の軌跡が、まるで星を散りばめたように描かれていたからだ。それは、ここからでは見ることが出来ない遠くまで続いているようだ。

 ずっと身体が動かせなかったため、後ろで輝く軌跡に気づかなかったのだろう。

 輝きに引き寄せられるように立ち上がり、銀色の軌跡に触れると、

”フィーネ……”

 声がした。
 フィーネの瞳がみるみる潤み、震える唇がその名を呼ぶ。

「……ソル……あ、あぁ……」

 銀色の軌跡を抱きしめるように、フィーネはその場に膝から崩れ落ちた。こみ上げる愛おしさを噛み締めながら、何度も何度も、愛する者の名を呼び続けた。

 そんな彼女の背中を、ミシティディアの手が撫でながら、優しく慰める。
/528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ