この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第61章 これから①
「何をなさっているのですか、魔王様! 裸の女性を、そのままにしておくなんて! お風邪を召したらどうなさるおつもりですか⁉」
「そう言われても、ついさっき……」
「言い訳は聞きませんよ‼」
理由を述べようにも、アンジェラのきつい言葉が遮った。
ソルの表情に、理不尽だと言う文字が浮かび上がる。
一方的にアンジェラから説教され、解せぬ表情を浮かべる魔王を、フィーネは幸せそうに微笑みながら見守っていた。
二人の姿が、次第に涙で滲んで見えなくなる。
(帰ってきた……私、本当に帰ってこられたんだわ……)
改めてそう思いながら。
「そう言われても、ついさっき……」
「言い訳は聞きませんよ‼」
理由を述べようにも、アンジェラのきつい言葉が遮った。
ソルの表情に、理不尽だと言う文字が浮かび上がる。
一方的にアンジェラから説教され、解せぬ表情を浮かべる魔王を、フィーネは幸せそうに微笑みながら見守っていた。
二人の姿が、次第に涙で滲んで見えなくなる。
(帰ってきた……私、本当に帰ってこられたんだわ……)
改めてそう思いながら。