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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第66章 これから⑥
そして何かがプチッとはじけたと思うと、強い突き上げが腹部を押し上げ、奥の壁にぶち当たった。
彼のモノが、全て入ったのだ。
強く閉じた赤い瞳の端から、涙が零れ落ちる。
(私……今、繋がってる……愛する人と……)
五年も離れていたのだ。
再会すら叶わないと思っていたのだ。
嬉しさもひとしおだった。
心の奥底から湧き上がる喜びに打ち震えながら、フィーネは涙を流し続けた。
耳元に寄せられたソルの唇から、先程とは比べ物にならないくらいの速さで呼吸が繰り返されている。
根元まで包み込む肉壁の動きが快楽を呼び、彼の理性を奪おうとしているのだろう。
しかし、フィーネの頬に伝う涙に気づくと、熱に浮かされていた瞳に理性の光が戻る。
肌の密着を解くと、心配そうに眉根を寄せる声をかけてきた。
「辛いのか? 辛いなら……」
彼の言葉を遮るように、フィーネは首を横に振った。
彼のモノが、全て入ったのだ。
強く閉じた赤い瞳の端から、涙が零れ落ちる。
(私……今、繋がってる……愛する人と……)
五年も離れていたのだ。
再会すら叶わないと思っていたのだ。
嬉しさもひとしおだった。
心の奥底から湧き上がる喜びに打ち震えながら、フィーネは涙を流し続けた。
耳元に寄せられたソルの唇から、先程とは比べ物にならないくらいの速さで呼吸が繰り返されている。
根元まで包み込む肉壁の動きが快楽を呼び、彼の理性を奪おうとしているのだろう。
しかし、フィーネの頬に伝う涙に気づくと、熱に浮かされていた瞳に理性の光が戻る。
肌の密着を解くと、心配そうに眉根を寄せる声をかけてきた。
「辛いのか? 辛いなら……」
彼の言葉を遮るように、フィーネは首を横に振った。