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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
気まぐれって言ったのは冗談で
仕事に打ち込む理由、本当は何かあるのかもしれないけど……
「……姫宮さん」
確かに天才肌だ。
無理難題をこなしてしまうだけではなく
持ち前のセンスや広い視野で、奇抜なアイデアを出したりするから
だからみんな頼るし、意見を聞きたくなる。
もっともっと姫宮さんと関わりたい。
その魅力に触れたい。
……分かる。
分かるけど、だけど
「心配なんです、最近は特に」
「……!」
「徹夜したり休日出勤してるわけじゃないから
目に見えてないから、みんな気付かないけど」
知ってるの、努力の積み重ねだってこと。
裏で。陰で。
それでも自分の体調やキャパに関して、 ‟ 本来 ” はちゃんと気付ける人だから
大丈夫ってずっと思っていたけど……
「姫宮さん絶対疲れてます。ご自身で感じてる以上に、です」
「手ぇ抜くとこ抜いてるぜ、絶妙〜に上手く…」
「嘘!パーフェクト過ぎます」
「ならいーじゃん」
「~~逆にダメなんですよ!」