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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
勘が鋭くて、頭の回転の早い男には
説明しなくても勝手に理解されてしまうらしい。
〜〜っていやいや、なんで笑うの!?
どの辺がおかしいのかさっぱり分からないんですけど!?
「ちょっと姫宮さん!
人が真面目に話をしてるのに…」
「真面目に比べたなら余計怖ぇわ。
レベル違いすぎて説得力の欠片もない」
「なんでですか!」
「リアルに死人が出る職業持ち出されても、参考になんねーなってこと~」
「~~~!」
「ついでに言えば
俺1人駒が倒れたところで、会社に影響なんて出やしねぇよ」
街灯隣りの丸い柵に、ひょいっと腰を乗せると
直立不動の私と視線の位置を合わせて……姫宮さんが肩をすくめた。
「あのな。
俺は休んでるし遊んでるし、食ってるし寝てる」
「……!」
「酒やギャンブルや薬に逃げることなく、病む事なく至って健康。
嫁のおかげ。だから心配無用」
「……っ」
「適当でチャラいキャラが染み付いてるから
違和感があるだけだって」