この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方

長い睫毛の下から、私を見る透き通った瞳は
いつもの姫宮さんで、変わった様子は無い。


……葵の場合は、確かに睡眠障害があったわけだし
体に影響が無いのなら、本人が言う通り大丈夫かもしれないけど……


「休憩終わりでいいー? 急いで行かねぇと…」
「前に私に言ってくれたこと、覚えてますか?」


ダルそうに首を回した姫宮さんに、しつこく私は近付いた。


そう、あれは
忘れもしない

初めて2人だけで飲んだ、高架下の居酒屋。


「葵に電話しようとした時に、姫宮さんが忠告してくれた言葉。
私、今でも教訓として心に留めているんです」

「………」

「 ‟ 人間ってのは勝手だから。
相手にとっては何でもない事を、ネガティブに捉える習性がある ” 」


……そう、それは ‟ 自分が弱っている時 ” 。


佐伯お嬢様との間に起きた事も、私の今の心境も葵は知らないんだからって

あの時は雷に打たれたみたいな衝撃で、心に突き刺さって
妄想で暴走する寸前だった私を、止めてくれたんだ。




/77ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ