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第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方

「たまたまメンバーが揃わなかった中で
元カレと元カノっていう過去の肩書きが違反？
２人で話すことが罪？」

「……！」

「誰が決めて、誰が何を責めるの？
誰に裁かれる？」

「……っ」

「夏輝だけじゃなく瀬名、タカあたりにも皆
狭いなーってつくづく呆れられると思うよ」



‟ 俺は正直どーでもいい。好きにしろって感じ ”


電話の夏輝くんの声が、重なって聞こえてきたけど

……それでも蓮くんの言葉に、素直に頷けないのは……


「いや、瀬名は違うな。
蘭ちゃんが関わると、それこそ究極に残念な男になるから」


苦笑いをした蓮くんが、私に近付いた。


「……だけど、一理あるか」

「……！」

「ユーリの勘違いに乗っかってやって、今夜はリスケにしよう」

「……っ」


「もちろん瑠璃に対してもそうだけど
俺と2人でいること
美和自身が、１番 “ あいつ ” を気にしてるんじゃない？」