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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方

side…★…蘭


─── 私は自他共に認める、物陰に隠れることが多い女。



~~って違う!
たまたまそういう状況が続くだけだって!
人を覗き魔みたいに言うな!

……って誰も言ってないけど。


「………」


姫宮さんと別れて、交差点の横断歩道をダッシュして
時計台の反対側から、そっと機会を伺って潜んでいたけど


……律儀な握手を交わした、鈴木さんと美和さんは

お互い優しい笑顔で、それぞれが別々の方向に歩いて行ってしまった。


「・・・どういうこと?」


周辺の奴ら全員静かにして!と、公共の場で言えるわけもなく
会話が聞こえなかったから、何がどうなったのかさっぱり分からない。


……姫宮さんと私が気付いた時
鈴木さんの元に美和さんが駆け寄るところだった。

数分話しただけで解散?
偶然会っただけとか?
いやいや、こんな駅前ど真ん中でそんなことある?

鈴木さん私服だったし。
わざわざ2人で会社の近くで話したり……

うん。
するよ、普通に。
2人は知り合いなんだし。



・・・っていうか


「私が誰だよって感じ……」




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