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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方


……確かに誰って感じでも
一応私も普通に知り合いなんだから、直接話し掛ければ良かったけど



‟ ……またかよ ”
‟ もーいいわ、こーいうの ”



すごく気になった。
姫宮さんの表情も、言葉も。


そして、思い出して勝手に重ねてしまったの。
当時の自分の心境と。


「……あの時の気持ち、今でも思い出すと苦しいって。
いい歳してどんだけなのよ私」


忘れもしない、今年の2月末。


雪のように真っ白なコート
ふわふわな栗色のロングヘア
小柄で細くて、緊張して赤くなった顔

背の差があるけど逆にバランスが絶妙で
見た瞬間に ‟ 似合うなぁ ” なんて思っちゃって


「………」


……ヤバ。
また心が沈む……ってなったけど




‟ だから、それがお前の勝手な妄想だっつってんの ”

‟ 可愛くて若くて小さい女だったら、全ての男が落ちるとでも思ってんの? ”

‟ んなわけあるかボケ
相手を自分の物差しで測るんじゃねぇよ ”






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