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はじめてのひと。
第2章 再会
突っ立っているとお茶を出してくれた。
座るように促され、腰掛けると手持ち無沙汰なのか彼はテレビをつけていた。
私達はしばらくテレビを見ながら話をしていた。
出身地の話、やっていた部活の話、趣味の話ー。
「じゃあ、どんなのやってるか見ますか?」
と、ノートパソコンを開きながら嬉しそうに言った。
彼がやっていたのはRPGだった。
私も少しだけやったことはあるが、すぐに道に迷ったりして先に進めなくなるので、投げ出してばかりだった。
これをスイスイと進められる人には感心してしまう。
岡野くんは道に迷うことなく物語を進めていた。
ストーリーがスイスイ進むRPGを見ているのは嫌いじゃない、むしろ自分でやるより楽しかった。
まるで冒険ものの小説を読んでいるような気分になって、ついつい夢中になって画面を食い入るように見ていた。
ふと顔を上げるともう夕暮れ近いらしかった。
…3時間くらいやってたのか…
「あ、あの私、そろそろ帰るかなぁ」
「…あ、じゃあ連絡先交換しませんか?」
「うん、いいよー」
私達は連絡先を交換して別れた。
部屋に帰ってからも未知の体験に何だかまだ少しふわふわしたような不思議な余韻が残っているようで、彼のことを思い出していた。
座るように促され、腰掛けると手持ち無沙汰なのか彼はテレビをつけていた。
私達はしばらくテレビを見ながら話をしていた。
出身地の話、やっていた部活の話、趣味の話ー。
「じゃあ、どんなのやってるか見ますか?」
と、ノートパソコンを開きながら嬉しそうに言った。
彼がやっていたのはRPGだった。
私も少しだけやったことはあるが、すぐに道に迷ったりして先に進めなくなるので、投げ出してばかりだった。
これをスイスイと進められる人には感心してしまう。
岡野くんは道に迷うことなく物語を進めていた。
ストーリーがスイスイ進むRPGを見ているのは嫌いじゃない、むしろ自分でやるより楽しかった。
まるで冒険ものの小説を読んでいるような気分になって、ついつい夢中になって画面を食い入るように見ていた。
ふと顔を上げるともう夕暮れ近いらしかった。
…3時間くらいやってたのか…
「あ、あの私、そろそろ帰るかなぁ」
「…あ、じゃあ連絡先交換しませんか?」
「うん、いいよー」
私達は連絡先を交換して別れた。
部屋に帰ってからも未知の体験に何だかまだ少しふわふわしたような不思議な余韻が残っているようで、彼のことを思い出していた。