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はじめてのひと。
第4章 小旅行
ゆっくりと電車は動き出した。



各駅停車なので目的地へは1時間くらいといったところか。

時間が取れなくて昼ご飯の下調べが出来てないことを伝える。

「あ、あのね。お昼ご飯の場所調べて来れなかったから、駅に着いたらガイドブックかなんかで調べて行ってもいい?」


「俺も調べてなくて…着いたら調べましょう!」



何かこうして男の人が私の隣に座ってるなんて不思議…


そんなことを頭の片隅で考えながら岡野くんと話をしていた。


車内での会話は思いのほか途切れなかった。


高校での出来事や部活の思い出、家族のことなど私の心配をよそに楽しく過ごせた。



「ーところで、皆に何て呼ばれてますか?」



「あー、友達から?友達からは山ちゃんとか綾ちゃんとかが多いかな。あ、あーやって呼ばれたりもするかな。呼び方は好きなふうに呼んで貰っていいよ!」



「…じゃあ、綾ちゃんで…」


男の人にちゃん付けで呼ばれるなんて…何かくすぐったいような感じ…


「いいよー。じゃあ私は何て呼ぼうかな?何て呼ばれてるの?」


「んー、普通ですよ?苗字とか千紘、たまにちーくんなんて呼ばれたりもします」

…ちーくん…なんて恥ずかしくて呼べないー!


「じゃあ、千紘くんかな!」


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