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はじめてのひと。
第4章 小旅行
勢いで言ってしまったけど今更ちょっと不安になった。
…千紘くんなんて恥ずかしすぎて呼べないかも…
今までせいぜい苗字+くん程度だったのでかなりハードルが高い。
そんなことをぐるぐる考えていると彼の声がした。
「…ちゃん、綾ちゃん。着いたみたい。」
「あ…そうだね」
ゆっくりと電車がホームに停まり、ドアが開いた。
私達は1つしかない改札を通り駅を背にした。
…さて、お店探さないと。あそこのコンビニならありそう。
私は岡野くんに声をかけようとして、一瞬躊躇した。
名前を呼ぶというハードルを越えるため吸った息をゆっくり吐き出し、拳を握る。
「ち…ひろくん」
「はい?」
い、言えた!けど死ぬほど恥ずかしい!
「コンビニでお店調べてみていい?」
駅に隣接する形でありコンビニを指差すと彼もそちらを見て賛同した。
「そうですね!」
私たちはガイドブックからめぼしいお店を探し、向かうことにした。
場所はここから10分くらいらしい。
歩きながらお店を探したけどなかなかみつからない。
辺りをキョロキョロしながら歩いていると彼があ!と声を出した。
「あそこじゃないですか?」
千紘くんが指差す先には探していたお店の名前が書いてある小さい看板がひっそりとあった。
「本当だ。あったね!」
迷いながらかれこれ30分くらいは歩いたし、お腹はもうペコペコだ。
店内に入り席に案内される。
彼は雲丹イクラ丼、私は海鮮丼を注文した。
…千紘くんなんて恥ずかしすぎて呼べないかも…
今までせいぜい苗字+くん程度だったのでかなりハードルが高い。
そんなことをぐるぐる考えていると彼の声がした。
「…ちゃん、綾ちゃん。着いたみたい。」
「あ…そうだね」
ゆっくりと電車がホームに停まり、ドアが開いた。
私達は1つしかない改札を通り駅を背にした。
…さて、お店探さないと。あそこのコンビニならありそう。
私は岡野くんに声をかけようとして、一瞬躊躇した。
名前を呼ぶというハードルを越えるため吸った息をゆっくり吐き出し、拳を握る。
「ち…ひろくん」
「はい?」
い、言えた!けど死ぬほど恥ずかしい!
「コンビニでお店調べてみていい?」
駅に隣接する形でありコンビニを指差すと彼もそちらを見て賛同した。
「そうですね!」
私たちはガイドブックからめぼしいお店を探し、向かうことにした。
場所はここから10分くらいらしい。
歩きながらお店を探したけどなかなかみつからない。
辺りをキョロキョロしながら歩いていると彼があ!と声を出した。
「あそこじゃないですか?」
千紘くんが指差す先には探していたお店の名前が書いてある小さい看板がひっそりとあった。
「本当だ。あったね!」
迷いながらかれこれ30分くらいは歩いたし、お腹はもうペコペコだ。
店内に入り席に案内される。
彼は雲丹イクラ丼、私は海鮮丼を注文した。