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はじめてのひと。
第4章 小旅行
お昼を食べ終え、少し散歩しようという事になった。
住んでいる街とは違う景色が新鮮だ。
歩道の横には芽を出したばかりの艶々とした柔らかい葉をつけた野菜畑が続いており、所々に農家の家と農業用機械が並んでいる。
特に目的もなく歩いていたが、目の前に木々が生い茂る広い緑地公園のような場所にたどり着いた。
「ここ公園かな?」
「ちょっと探検してみましょうよ」
私達は近くにあった自動販売機で飲物を買い、中へ入っていった。
遊具はあまりなく、ちょっとしたアスレチックがあるくらいで他は自然そのままだった。
1時間以上歩いた私達はさすがに疲れたので一息つくことにした。
近くのベンチに座り飲物を飲む。
すぐ隣で触れてしまいそうな距離に鼓動が早まる。
千紘くんはどうなんだろう…?
初々しい感じはしてるけど意外と慣れてたりして…
彼の横顔をちらっと盗み見るがやはりそれだけではわからなかった。
何をするわけでもなく私達は風が木々や土の匂いを運び、木漏れ日がキラキラと降り注ぐ中で遠くで鳴く鳥達の声を聞いていたー
私はそんなにお喋りな方ではない。
多分彼もそんな感じだ。
しばらく沈黙が続いたが不思議と気まずさは感じられなかった。
だんだんと日が傾き、夕日が私達を赤く染めて行く。
「そろそろ、戻りますかー」
「そうだねぇ。でもまた歩いて帰る?」
「公園の入口の近くにバス停があったからそれに乗れれば楽に帰れるはず!」
「バス停?気づかなかった!」
バス停を見つけ、路線と時刻を確認するとどうやら数分でバスは来るらしい。なんとラッキー。
住んでいる街とは違う景色が新鮮だ。
歩道の横には芽を出したばかりの艶々とした柔らかい葉をつけた野菜畑が続いており、所々に農家の家と農業用機械が並んでいる。
特に目的もなく歩いていたが、目の前に木々が生い茂る広い緑地公園のような場所にたどり着いた。
「ここ公園かな?」
「ちょっと探検してみましょうよ」
私達は近くにあった自動販売機で飲物を買い、中へ入っていった。
遊具はあまりなく、ちょっとしたアスレチックがあるくらいで他は自然そのままだった。
1時間以上歩いた私達はさすがに疲れたので一息つくことにした。
近くのベンチに座り飲物を飲む。
すぐ隣で触れてしまいそうな距離に鼓動が早まる。
千紘くんはどうなんだろう…?
初々しい感じはしてるけど意外と慣れてたりして…
彼の横顔をちらっと盗み見るがやはりそれだけではわからなかった。
何をするわけでもなく私達は風が木々や土の匂いを運び、木漏れ日がキラキラと降り注ぐ中で遠くで鳴く鳥達の声を聞いていたー
私はそんなにお喋りな方ではない。
多分彼もそんな感じだ。
しばらく沈黙が続いたが不思議と気まずさは感じられなかった。
だんだんと日が傾き、夕日が私達を赤く染めて行く。
「そろそろ、戻りますかー」
「そうだねぇ。でもまた歩いて帰る?」
「公園の入口の近くにバス停があったからそれに乗れれば楽に帰れるはず!」
「バス停?気づかなかった!」
バス停を見つけ、路線と時刻を確認するとどうやら数分でバスは来るらしい。なんとラッキー。