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はじめてのひと。
第6章 心と距離
彼が絡めた舌を離した、その時に今度は私から彼の口内へ舌を押し入れた。
彼もびっくりしたようで動きが一瞬止まった…
私はそのまま舌の輪郭をなぞるように動かし、歯の裏や上顎も舌を這わせた。上手く出来てる自信はないけど…
大人しく愛撫されていた彼の舌がまた動き始め、私の舌を捉えた。
背中にある腕に力が入り、より身体が密着する。
彼の舌が一通り口内を這い回り、舌と唾液を吸い上げるとぷちゅ…っと名残惜しそうに唇が離れた。
彼と目が合うと照れたような表情をしながら、私の髪に顔を寄せた。
「…ごめん…止まらなくて…」
「びっくりしただけ…千紘くん、キス…慣れてる…?」
「まっ、まさかっ!したことないよっ!」
「…ほんと?何か、慣れてるような感じ…したけどなぁ?」
「ほんとですっ!……色々、勉強はした…けど…」
「…そうなんだ…ふふっ」
その言葉を聞いて、可笑しくてつい笑ってしまった。
「笑ったでしょっ?」
「ごめん、ごめん。勉強してるとこ想像したら可笑しくて…」
「…じゃあ、これからは綾ちゃんで練習させてね…?」
そう言うと彼は後ろにあるベッドへ私を誘導し座らせると自分も片膝をベッドにつき、私の顔を覗き込んだ。
いつもと違う少し色っぽい表情に私はまた心臓が破裂しそうになる。
彼もびっくりしたようで動きが一瞬止まった…
私はそのまま舌の輪郭をなぞるように動かし、歯の裏や上顎も舌を這わせた。上手く出来てる自信はないけど…
大人しく愛撫されていた彼の舌がまた動き始め、私の舌を捉えた。
背中にある腕に力が入り、より身体が密着する。
彼の舌が一通り口内を這い回り、舌と唾液を吸い上げるとぷちゅ…っと名残惜しそうに唇が離れた。
彼と目が合うと照れたような表情をしながら、私の髪に顔を寄せた。
「…ごめん…止まらなくて…」
「びっくりしただけ…千紘くん、キス…慣れてる…?」
「まっ、まさかっ!したことないよっ!」
「…ほんと?何か、慣れてるような感じ…したけどなぁ?」
「ほんとですっ!……色々、勉強はした…けど…」
「…そうなんだ…ふふっ」
その言葉を聞いて、可笑しくてつい笑ってしまった。
「笑ったでしょっ?」
「ごめん、ごめん。勉強してるとこ想像したら可笑しくて…」
「…じゃあ、これからは綾ちゃんで練習させてね…?」
そう言うと彼は後ろにあるベッドへ私を誘導し座らせると自分も片膝をベッドにつき、私の顔を覗き込んだ。
いつもと違う少し色っぽい表情に私はまた心臓が破裂しそうになる。