この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はじめてのひと。
第7章 甘い時間
早速一口食べてみる。
「美味しいよ!」
シンプルな塩胡椒の中に出汁の風味がして美味しい。
「よかった。レシピとか見てないからちょっと心配だったんだけどね。」
彼がスプーンを口に運びながら言う。
「大丈夫!美味しい!自分で考えて作れるなんてえらいよ!」
一人暮らしし始めたばっかりなのにきちんとしてるなぁ…
お腹が空いていたのもあって、あっという間に完食してしまった。
「ご馳走様でした!片付けはさせてね。」
そう言うとお皿を持ってキッチンへ向かう。
「あ、ありがとう。」
鼻歌交じりに片付けを済ませて彼の所に戻ると、何やらパソコンとにらめっこしている。
後ろから覗くと彼が私に気付いた。
「もうそろそろ提出するレポートなんだ。あともう少しなんだけど…」
「そっかぁ、大変だね。私が見ても全然わからないや」
パソコンには物理や化学の用語があちこちに並び、それを見ても私には到底理解できなさそうだ。
真剣な目でパソコンの画面を見つめているから、そっとその場を離れて部屋の奥にあるベッドへ腰掛ける。
「美味しいよ!」
シンプルな塩胡椒の中に出汁の風味がして美味しい。
「よかった。レシピとか見てないからちょっと心配だったんだけどね。」
彼がスプーンを口に運びながら言う。
「大丈夫!美味しい!自分で考えて作れるなんてえらいよ!」
一人暮らしし始めたばっかりなのにきちんとしてるなぁ…
お腹が空いていたのもあって、あっという間に完食してしまった。
「ご馳走様でした!片付けはさせてね。」
そう言うとお皿を持ってキッチンへ向かう。
「あ、ありがとう。」
鼻歌交じりに片付けを済ませて彼の所に戻ると、何やらパソコンとにらめっこしている。
後ろから覗くと彼が私に気付いた。
「もうそろそろ提出するレポートなんだ。あともう少しなんだけど…」
「そっかぁ、大変だね。私が見ても全然わからないや」
パソコンには物理や化学の用語があちこちに並び、それを見ても私には到底理解できなさそうだ。
真剣な目でパソコンの画面を見つめているから、そっとその場を離れて部屋の奥にあるベッドへ腰掛ける。