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はじめてのひと。
第7章 甘い時間
「考えたんだけど…夕飯はピザ頼まない?」
私を抱き寄せたままの態勢で彼は言う。
「…それでいいよ…でも、この態勢辛くない?」
「大丈夫だよ。もし辛くなったら綾ちゃんに寄り掛かるから〜」
笑いながら彼はそう言った。
「あ、食べたいやつあったら教えてね」
そう言うとチラシを見せてくれた。
私はこういう時にスパッと決められないから、相手がいる時の選択は苦手だ…
「ん〜、何でも大丈夫なんだけど…。じゃあこれにしようかなぁ。」
「わかった。ハーフ&ハーフでいいよね?」
「うん。あ!後、サラダは欲しいな。」
「了解〜」
彼はさっさと電話で注文を済ませ、携帯をテーブルへ投げるように置いてまた、私を胸元へ抱き寄せるように腕に力が入る。
「…さてと。ちょっとはゆっくり出来るかな…」
彼のその言葉を聞くと、これからの展開に期待半分、恥ずかしさ半分で心臓がまた人知れず暴れ出しそうだ。
背中や腰に感じるのは彼の体温なのか自分のなのかよくわからないくらいに密着しており、彼の手はちょうど胸の下くらいで私の動きを封じるかのように力強く抱きとめている。
私を抱き寄せたままの態勢で彼は言う。
「…それでいいよ…でも、この態勢辛くない?」
「大丈夫だよ。もし辛くなったら綾ちゃんに寄り掛かるから〜」
笑いながら彼はそう言った。
「あ、食べたいやつあったら教えてね」
そう言うとチラシを見せてくれた。
私はこういう時にスパッと決められないから、相手がいる時の選択は苦手だ…
「ん〜、何でも大丈夫なんだけど…。じゃあこれにしようかなぁ。」
「わかった。ハーフ&ハーフでいいよね?」
「うん。あ!後、サラダは欲しいな。」
「了解〜」
彼はさっさと電話で注文を済ませ、携帯をテーブルへ投げるように置いてまた、私を胸元へ抱き寄せるように腕に力が入る。
「…さてと。ちょっとはゆっくり出来るかな…」
彼のその言葉を聞くと、これからの展開に期待半分、恥ずかしさ半分で心臓がまた人知れず暴れ出しそうだ。
背中や腰に感じるのは彼の体温なのか自分のなのかよくわからないくらいに密着しており、彼の手はちょうど胸の下くらいで私の動きを封じるかのように力強く抱きとめている。