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はじめてのひと。
第7章 甘い時間
私はいつも太らないようにまずはサラダを食べる。
もう癖になっているようで、今日も無意識に手を伸ばしていた。
彼は早速、熱々のピザに手を伸ばし、はふはふしながらもあっという間にその手からピザは消えていた。
「あ、熱くないの?」
「熱いけど大丈夫。猫舌じゃないからね。」
「私、猫舌だからあんまり熱いとダメなんだー。」.
「もう、そんなに熱くないよ?ほら。」
彼がピザを取り分けてお皿に置いてくれた。
「ありがとー。」
ピザを手に取り、一口かじる。彼の言った通りそんなに熱くなかった。私が1枚食べ終わる頃には彼は3枚目に手をつけようとしていた。
「早食い?サラダも食べなよ?」
私は彼の前に透明なプラスチック容器に入ったサラダを置く。
「だね。兄妹4人もいると早食いになるからねぇ。」
「確かに。私も女3人だけど食べ物で喧嘩してたなー。」
「食べ物の戦いに勝つためには早食は必要だからねぇ」
彼は昔を思い出したように目を細めて柔らかく笑った。
切れ長の目尻が笑うと下がり、見てるこっちまで笑顔になってしまうような優しい笑顔をしてる。
その笑顔に胸が熱くなる。
「そうだねー」
私もつられるように笑った。
もう癖になっているようで、今日も無意識に手を伸ばしていた。
彼は早速、熱々のピザに手を伸ばし、はふはふしながらもあっという間にその手からピザは消えていた。
「あ、熱くないの?」
「熱いけど大丈夫。猫舌じゃないからね。」
「私、猫舌だからあんまり熱いとダメなんだー。」.
「もう、そんなに熱くないよ?ほら。」
彼がピザを取り分けてお皿に置いてくれた。
「ありがとー。」
ピザを手に取り、一口かじる。彼の言った通りそんなに熱くなかった。私が1枚食べ終わる頃には彼は3枚目に手をつけようとしていた。
「早食い?サラダも食べなよ?」
私は彼の前に透明なプラスチック容器に入ったサラダを置く。
「だね。兄妹4人もいると早食いになるからねぇ。」
「確かに。私も女3人だけど食べ物で喧嘩してたなー。」
「食べ物の戦いに勝つためには早食は必要だからねぇ」
彼は昔を思い出したように目を細めて柔らかく笑った。
切れ長の目尻が笑うと下がり、見てるこっちまで笑顔になってしまうような優しい笑顔をしてる。
その笑顔に胸が熱くなる。
「そうだねー」
私もつられるように笑った。