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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第28章 28 家族
「京樹は元気ねえ」

 ごくごくと飲み、片方の乳房では飽き足らずもう一方の乳房にも吸い付いた。晶鈴は厭わずに、彼が満足するまで乳をのませた。ぷっくりとした唇を離したので、背中をさすりげっぷをさせてからまた籠に戻す。服装を直してから、彰浩に声をかけた。

「たくさん飲んだわ。星羅は?」
「まだ眠ってる。すまない。京樹にばかり……」

 彰浩は星羅の分まで飲み干してしまっているような、京樹の様子にすまなそうな顔をする。

「気にしなくていいの。ちゃんと星羅も足りてるのよ。どうやら私は乳がたくさん出る質のようね」
「ありがとう……」

 晶鈴は自分でも想像しなかったことだが、母乳がよく出るようで子供二人に十分に与えることができていた。丸々とした健康的な二人の赤ん坊を眺め胸元に手を置き笑んだ。

 しばらくすると星羅も目を覚ます。すぐに泣くことはなく目をぱちぱち瞬かせている。そっと籠に近づいて晶鈴は星羅の表情を見る。顔立ちは自分に似ているようだが、髪が父親の曹隆明の血を受け継いだらしい。まだ短くまばらだが、黒く濃く艶のある髪をしている。

「あなたの髪が伸びたら、毎日触っていたくなるんでしょうねえ」

 晶鈴は、隆明の滑らかでしっとりとした髪の毛の感触を思い起こす。会うたびに彼の美しい漆黒の髪に触れていた。手のひらを見ながら、そこに髪が流れていることを想像する。

「もう二度と触れられないかと思ったけれど……」

 甘い思い出が胸に広がった。しかし晶鈴はその想いに浸ることなく、星羅を抱き上げ乳をのませることにした。
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