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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第31章 31 上京
――京湖の国は、この中華の西から南にかけて位置する王国だ。この中華とも友好国として交流が盛んである。京湖はその国の王に次ぐ最高権力者の末娘である。権力者である父は、京湖より年上の兄や姉が一族の結束のための婚姻を十分に結んでいたため、京湖には強いる婚姻はなかった。
しかし自由に明るく美しく育つ京湖は、父の政敵の息子に見初められてしまう。その息子は長い時間かけて父の権力を奪ったうえで、有無を言わさぬ婚姻を京湖に強いる。政界の中心から追いやられた父は引退し、婚姻は京湖の自由にしてもよいと言った。
一度は今後のことも考え、その息子と結婚する決意を持つが、だめだった。蛇のようにしつこく嫌らしい感じがどうしても好きになれず、正室に迎えるとは言われているが、側室と妾が数多居た。
そこで京湖は病で亡くなったことにし国から逃げ出した。同じ年ごろの病で亡くなった娘を、彼女の身代わりにし立派な葬式をあげたのですぐにはバレなかったようだ。
この広い中華に逃げ込む前に、陶工の朱彰浩に出会い結ばれた。
しかし自由に明るく美しく育つ京湖は、父の政敵の息子に見初められてしまう。その息子は長い時間かけて父の権力を奪ったうえで、有無を言わさぬ婚姻を京湖に強いる。政界の中心から追いやられた父は引退し、婚姻は京湖の自由にしてもよいと言った。
一度は今後のことも考え、その息子と結婚する決意を持つが、だめだった。蛇のようにしつこく嫌らしい感じがどうしても好きになれず、正室に迎えるとは言われているが、側室と妾が数多居た。
そこで京湖は病で亡くなったことにし国から逃げ出した。同じ年ごろの病で亡くなった娘を、彼女の身代わりにし立派な葬式をあげたのですぐにはバレなかったようだ。
この広い中華に逃げ込む前に、陶工の朱彰浩に出会い結ばれた。