この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第63章 63 胡晶鈴の娘
「軍師見習いのものとは、朱星雷でしょうか」
「よく知っておるな」

 隆明は驚いた顔を見せる。更に驚かせることになるだろうと慶明はひと息つく。

「胡晶鈴の娘です」
「!?」

 慶明はますます声を潜めて、隆明のそばに寄る。

「父親はあなた様です」
「なっ! なんと申した!?」
「朱星雷、いや、星羅はあなたさまと晶鈴の娘なのです」

 いきなり突き付けられた真実に隆明は、固まったまま空を見る。ほんのわずかな時間ですべて理解した彼は「そういうことだったのか」と肩を落とした。
 占い師の胡晶鈴が能力をなくし、都を追われた原因は懐妊にあったのだ。

「それで、晶鈴は今どこでどうしているのだ」
「それは……」

 胡晶鈴が、人違いで他国に連れ去られたことから、星羅の現状までの話を聞かせた。隆明は、慶明の話を一言も漏らさぬように聞き入っている。

「晶鈴……」
「彼女はきっと無事です。きっといつか……」
「ん、よい。しかし何も知らなかったことが残念でならぬ……」
「殿下……」
/628ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ