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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第84章 84 国難
今日も疲れたと履物を履いていると「星雷」と郭蒼樹から声を掛けられた。
「どうだ。酒屋にでも寄らないか? 疲れただろう」
「ふふっ。ありがとう。でもいい。徳樹が待ってるし、あの子の顔を見るのが一番元気になるのよ」
「そうか。なんだか、すまなかったな」
「なにが?」
「紅美だ」
「ああ、気にしてないから。突っ込みがあるともっと考えなければって頭を働かせるようになるしね」
「そうか。じゃあ、また。よく休めよ」
「蒼樹もね」
気を使ってくれている郭蒼樹にありがたく思いながら星羅はふと空を見上げる。
「今日は遅くなったな」
大きく輝く北極星を見ながら、星羅は朱家へを馬の優々を走らせた。
「どうだ。酒屋にでも寄らないか? 疲れただろう」
「ふふっ。ありがとう。でもいい。徳樹が待ってるし、あの子の顔を見るのが一番元気になるのよ」
「そうか。なんだか、すまなかったな」
「なにが?」
「紅美だ」
「ああ、気にしてないから。突っ込みがあるともっと考えなければって頭を働かせるようになるしね」
「そうか。じゃあ、また。よく休めよ」
「蒼樹もね」
気を使ってくれている郭蒼樹にありがたく思いながら星羅はふと空を見上げる。
「今日は遅くなったな」
大きく輝く北極星を見ながら、星羅は朱家へを馬の優々を走らせた。