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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第91章 91 帰国
 どこからどう説明すればよいのか分からず、皆口をつぐんでいた。特に朱彰浩と京樹は、立っているだけで精一杯というやつれぶりだ。

 許仲典がもう一人部屋に連れてきた。郭蒼樹だった。最初にいた4人は静かに外に出て入れ替わる。

「星雷、無事でよかった」
「蒼樹、なにがどうなってるんだ」
「順を追って説明しよう」

 冷静な落ち着いた声で郭蒼樹は話始める。まず『美麻那』は現在、西国の王位についているバダサンプ王が華夏国に隣接している関所近くに立てた店だ。
『美麻那』は一軒ではなく、華夏国を取り囲むように、やはり国境沿いの関所付近に何軒もある。そこにやってくる華夏国民から、西国人である朱京湖の情報を得るためだ。

 華夏国民で西国の料理に詳しいものや、慣れているものがいれば知り合いや身内に西国人がいるかどうか聞き出す。麻薬と自白剤で情報はいくらでも引き出せる。

 陸明樹は、妻の星羅の両親が西国人であり、さらにはその西国人がバダサンプが求めるラージハニその人だと知られてしまう。
明樹は兵士であり、妻は軍師であるため、華夏国の飢饉状況も西国に筒抜けだった。砂の中で金の粒を探し出すように、バダサンプは20年以上かけて京湖を見つけ出したのだ。
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