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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第120章 120 家族の再会
「かあさま、かあさま」
「まあまあ! いつまでも甘えん坊なのね!」

 星羅の身体を抱きしめ、髪をなでながら京湖も瞳を潤ませていた。しばらく再会を喜び合い、星羅は彰浩にも抱擁する。

「とうさま、元気そう」

 優しく誠実な笑顔はずっと変わらない彰浩に、星羅はほっと癒される思いがする。

「話したいことがいっぱいあるわ」
「ええ、たくさん聞きたいわ」

 仲睦まじい星羅と京湖の母娘の姿を優しく見守りながら、蒼樹と彰浩は腰掛ける。

「実は――」

 蒼樹が話を切り出すと、彰浩はうんと頷く。彰浩も京湖も、星羅の前夫、陸明樹が亡くなったことを知らなかった。蒼樹の話に、彰浩は悲しげな瞳を見せたが、ちらりと星羅の様子を見てまた笑んだ。

「君がいてくれてよかった。おかげで星羅は辛いことを乗り越えられたようだ」
「いえ、彼女自身が乗り越えたのでしょう」

 直接、励ますことも意見することもしなかったので、蒼樹は謙遜でもなく率直な感想を述べる。彰浩は首を横に振る。

「星羅自身が乗り越えられたと思うのなら、それは君がそばで長い間見守ってくれていたからだよ」
「どうでしょう」
「ありがとう。これからも頼む」
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