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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第29章 公演当日の女たちのフラグメント ミドリの昇華
3

「でも、まあ、ミドリ先輩と別れたことだし、それは」
「まあ、そうなんだけどね。アイツ、
私の名前も使って彼女呼び出したみたいなのよ」

健一のことは、もうすっかりアイツ呼ばわりになっている。
本当に嫌な目にあったんだなとタツヤは想像していた。

「そんな手の込んだことしなくても」
「そこなのよ、私を、OBの部長に抱かせたのも
いろいろと手が込んで、最初はわからなかったから。
あいつのことだからなんか、企んできるかも」

「相当な悪いやつみたいですね、部長なのに。
考えすぎじゃないですか」
「多分、私が知らないことももっとあると思う。
まあ、相当どころか、極悪人よ」
「でもだからって、そのカオルちゃんを?」

「わかんないけど、そのOBが美容院紹介してくれたみたいで
ウキウキしてた」
「へぇ〜そうなんだ」
「でもそれが綾ちゃんとは、関係あります?」
「そこがわかんないから、気をつけてねって」

「綾ちゃんにも言った方がいいです?
まずはカオルって友達と一緒にいない方がいいとか?」
「まあ、そこは難しいわね。同じ寮でしょ、
友達関係壊しちゃうと、、
カオルって子には罪はないしね」
「気にしときますよ、ありがとうございます」

まさか、この時に、明日の打ち上げの場に
カオルも同席するとは誰も思ってもいなかった。
ただ、その場にはミドリはもういないしどうしようもなかったのだけれど。

「そんなことで電話してきたんですか?」
「そんなことじゃないでしょ、大事なことよ、
あなたの大切な彼女の将来がかかってるんだから」
「もう大げさですね」
「大げさじゃないって、もう、
わかるでしょ」
ミドリの声が涙声になりそうで、タツヤも心配になってしまった。

「ごめんなさい、そんなつもりじゃ、、、」

「はい、ここからが本題」
「やっぱり別なことがあるんじゃないですか」
でもタツヤがホッとしたのも確かだ。
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