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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第33章 サイレント・スイートルーム
5

「じゃ〜ん、どうです?
似合ってます〜〜?」

綾子が紫のワンピースに着替えて
リビングに入ってきた。

「すごいよ、綾ちゃん、、
とっても綺麗だ、、、」

タツヤが見惚れている。

「嬉しいです〜〜」
綾子がタツヤに駆け寄って
抱きついた。

さっき、ミドリと電話で話せたことで、
綾子に生気が戻ってきた。

夏休みには会えると約束してくれたからだ。
「絶対ですよ〜」
「わかってるわよ。
あ、ワンピースの下に、
あなたたちに、もっと贈り物があるから、
後で見てね」

そう言われてタツヤと見てみた。
明日の日曜日の遊園地のチケット、
それにレストランでの豪華なランチ、
それに、、、
これが二人が一番びっくりした。
明日の夜もここに泊まれるようにしてあるという
メッセージ。

つまり、明後日昼まで
ここに居られるのだという。

まるで計ったかのように掛かってきた電話だけれど
ほとんど話す間もなく1分もしないで切れてしまった。
でも綾子は声を聞けただけでもひと安心した。
もう露のように消えてしまったように感じていたからだ。

それに、二人っきりでここに入られるなんて、、、
ミドリの粋な計らいに、
綾子は飛び上がってしまうくらいに喜んだ。
そしてシャワーを浴びて、
あのワンピースに着替えたのだ。

タツヤ先輩と二人きりの夜。
ミドリ先輩、ありがとう、、、
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