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第36章 目隠しの愉悦

３

見えないことへの期待が不安をもう
上回っている。
もちろんタツヤだからという
安心感もあるのだろう。
、、たっちゃんは、アタシが嫌がるようなことは
絶対にしない、、、

次はどこだろう？
綾子はもう「目隠しプレイ」に慣れてきたようだ。
タツヤの気配に耳を澄ませながら
この状況を楽しんでいる。

えっ、、
そこ、、？
次の場所は、全くノーマークのことで
声も出せなかった。

タツヤは、綾子に
キスをしてきた。
口を塞がれてしまったから
声も出せない。

綾子は嬉しくて、
座って目隠しされたまま、
タツヤの体を抱きしめ返した。
ほんの数日前に初めてキスしたばかりなのに
今や、舌を絡ませる濃厚なキスも
平気になっている。

見えなくてもタツヤを感じる。
アタシの大好きなたっちゃん。
これからもいっぱいキスしてね。
アタシもいっぱいしてあげる。

綾子は、熱いキスに
それこそ骨抜きにされ、
カラダもココロもトロンとして
ぼんやりとしてしまった。
オーガズムとまではいかないけれど、
意識はとろけてしまっている。

キスを終えたタツヤが、
何か、足の方を動かしている気がする。
なんだろう？
え？あ？なに、、それ？

膝が上げられたのはわかる。
でも自分がどんな姿になっているのか、、

「綾ちゃん、大股開きで、すげえ、エロ〜い」
タツヤの言い方でとんでもない恰好をさせられているのか
ようやく見当がついた。