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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第50章 貝合わせの愉悦



ミドリ先輩にもしてもらったことないのね、
なんだかそれって、嬉しいな。
でもアタシ、こんな気持ちにも
なるなんて思わなかった。
たっちゃん相手だとどうなんだろう?
たっちゃんもいじめると、こんなに
なっちゃったりして。
後でしてみようかしら。


綾子は自分自身でポテンシャルを
さらに深く広げているようだった。


「ルカ、自分ばっかり
気持ちよくなってないで、
アタシのところも舐めてよ」
そんな言葉が出るとは
自分でも思わなかったけれど、
すんなりと言えていた。


綾子自身、びっくりしたけれど
ルカに命令調の言葉を吐くと
カラダがゾクゾクっとした。
それは明らかに快感を伴うことであった。


スムーズに初体験できるようにと
ミドリの計らいでコンシェルジュのルカが
マッサージをしに来てくれて
その効果も当然あったけれど、
それ以上の性的な新しい何かを
綾子にもたらしていた。


たっちゃんのことが好き、
だからたくさん愛してあげたいし
愛されたい。
たっちゃんが抱きたいって思うなら
いくらでも身は捧げられる。


そう思っているのは変わらない。
きっと、この後抱かれるのは
間違いないし、綾子自身、
望んでいることでもある。


でも今は、
同性のしかも
少女のようであり少年のようでもある
ルカを相手に不思議な感覚も芽生えていた。


「ねえ、綾子、
お互い、舐めるのより、
もっと気持ちいいかもしれない
ことあるんだけど、
それ、やってみない?
それで今日は、終わりにするからさ」


終わり、と聞いて
寂しい気持ちも湧いたけれど、
今日は、たっちゃんとの初体験が
目的なのだ。
ルカは、それをわかって、
これ以上のことにならないようにしているに違いない。


気づいたら綾子の体は起こされ、
ルカも同じようにベッドの上で
向かい合っていた。

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