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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第56章 嵌められた主艶女優




さっきまでのキツい口調が影を潜め、
褒めてくれるのが、ミドリにも嬉しかった。
ダメ出しされてばかりだと凹んでしまう。


「一周、くるっと、回って」


目隠しされているので不安はあったけれど、
片足立ちになって、いう通りに廻った。
まるでモデルのような身のこなしだ。


膝上丈の濃いピンク色のフレアスカートが
廻った勢いで翻り、朝顔の花のように咲いた。
白いブラウスに胸元には黒のリボン、
シックでありながらも可愛いお嬢様の雰囲気だ。
ストッキングは穿いていなかったから、
太ももの白さも浮かび上がっていた。


<アイマスクは邪魔だけど、
プロポーションも抜群だし、
お嬢様スタイルもサイコーだな。
こんなミドリがセックスであんなに
乱れるなんてギャップが激しくて、
最初はオレもびっくりしたけどな。


清楚に見えて、裏では
どんな男と付き合ってきたんだか。
けっこう開発されてたからな。


ま、目の付け所は間違ってなかったってわけだ。
そういう表裏のあるオンナがいいんだよな。
これが、バージンだったりしたら、
そこから仕込むなんて、面倒だからな>


まさか恋人の健一がこんなことを思いながら
自分と付き合っているなんて、
ミドリも思いもよらないだろう。


そして、その健一の刃は、
やがてミドリが可愛がる新入生の綾子に
向けられることになるが、
この時は、まだ浪人生。
もちろん、バージン。
一年後に、女子大生となってタツヤと出会い、
ミドリの手ほどきもあり、二人は結ばれるのだ。


そして、タツヤによってどんどん開発され
淫らなポテンシャルを顕にし
オンナとして花を開かせていく綾子は、
健一が用意した闇のシナリオの
「主艶女優」となって堕とされていくことになる。
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