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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第58章 闇の上映会・レモンスカッシュの片思い




声が大きかった?
一瞬、入り口に目をやってしまった。
でも静寂のままだった。


これくらいなら、大丈夫だろう。
常夜灯の微かな明かりが天井に反射している。
まるで天井から見られているような
気持ちになった。
さっき、バスルームで鏡に映った
自分のカラダを思い出す。


バストはいつもより張りがあり、
そのトップがぷっくりと上を向いていた。
トレーナーの下に手を入れる。
張ったバストには窮屈すぎてブラは外していた。


「そこ、だ、め、よぉ」


自分の手に健一の手が重なったように思える。
指先で乳輪を触ると、
いつもより腫れるように膨らんでいた。
ツーっと、触れるか触れないか、
自分で自分を焦らすように指を這わした。


「ぁぁあ、、、はぁ、、、ふぅん、、、
、、、も、、、もっと、、、」


<ダメだね、そんなんじゃ、
感情が全然出てない。
もっと引き出すんだよ、晒け出すんだ>


健一の声が頭に響いた。
いつもは優しいのに、時折、厳しくなる。
その二面性にもミドリは惹かれていた。


「もっと、、、?晒け出す、、、?
あ、、、ぁあああ、、、
それ、、、いいいい、、、」


さっき、シャワーに水流に反応してしまい、
ずっと刺激を求めていた乳首を
ミドリは摘まんだ。


しばらく前から
一人暮らしの自分の部屋でも、
夜毎、自分を慰めてしまっていた。
眠ろうとしてもカラダが疼いてしまうのだ。


それまではしても月に数回ほど。
だからこんなに続けてというのは、
経験がないことだった。
しかも、今夜は自分の部屋ではない。


人を好きになるって、
こういうことなのかしら?


まともな恋愛経験がないミドリには、
恋してしまったとしか思えなかった。
授業後に稽古に向かう心が弾んでいた。
映像撮るから、手伝って、
そう言われて舞い上がりそうだった。


「健一さん、、、好き、、、」


右手もトレーナーの下に潜り込ませた。
その手は迷うことなく
ショーツの下に向かっていた。
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